ワイン倉庫
拡大する輸入ワインの物流管理ニーズを受けて
定温機能有する専用センターを全国各地に展開
関税率の見直しや国内需要の高まりなどを背景に、欧州や米州といった有力産地からのワイン輸入量は拡大傾向にあります。しかし、これまで日本には、ワインの管理に適した専用物流センターがそれほど多くありませんでした。そこで当社では、輸入元である専門商社様などから寄せられるワイン物流に対するニーズにお応えしていくため、2016年以降、専用物流センターの開発・運用に力を注いでいます。
関東に2600坪の大型ワイン専用倉庫
神奈川県横浜市の新杉田物流センターでは、約2600坪のワイン専用スペースを確保しています。温度14度、湿度70%に設定した庫内では、海上コンテナ(ドライおよびリーファー)のデバンニングから保管、ピッキング、ラベル貼付、梱包といった物流業務を展開。さらに、同センターから都内の酒販店、レストラン、個人宅などに専用車両でワインを配送するサービス(小ロットでの出荷にも対応)もご提供いたしております。現在、新杉田物流センターの機能を複数のワイン輸入商社様にご活用いただいており、取り扱いアイテムは約2万に上ります。
関西エリアのワイン倉庫は専門知識を有する作業スタッフを数多く配置
関西エリアでのニーズを受けて、2019年4月に竣工した大阪市住之江区の大阪BAY支店にもワイン専用スペースをご用意いたしました。外気を遮断するドッグシェルターや、温度・湿度を調整する空調設備といったワイン倉庫としての基本機能はもちろんのこと、専門知識を有する作業スタッフ(ソムリエ資格保有者など)を数多く配置するなど、万全の受け入れ体制を構築しております。
首都圏エリアのワイン倉庫で輸入にも強い
さらに、2020年春にオープンした城南島支店(東京都大田区)もワイン物流対応型の拠点として機能します。近年、相次ぐ国際線の新規航路開設で輸入貨物の取扱量が拡大している羽田空港や、東京港へのアクセスが容易という地理的条件を活かして、急増する首都圏エリアでのワイン物流需要に対応していきたいと考えております。このほかにも当社では今後、日本国内におけるワイン倉庫の開発を進めていく計画です。