雑貨物流
食器などの生活用品からインテリア商品まで
店舗向けとネット通販向けの物流を1カ所で処理
商品特性に応じて機械処理と手作業を使い分け
当社は、様々な雑貨アイテムの物流管理を受託しています。具体的には、食器や調理器具などのキッチン雑貨、照明やカーテンといったインテリア雑貨、スリッパ、タオル、バス用品などの生活雑貨、ペンやノートの文具雑貨などです。雑貨を扱うメーカー様、SPA(製造小売業)様、卸売業様、小売業様向けに、センター運営や配送(店舗向け・エンドユーザー向け)といった物流機能を提供しています。
物流センターの運営業務では、商品の入荷から、検品、保管、ピッキング、流通加工、出荷までをカバーしています。雑貨は、定番品だけでなく、季節商品や新商品が次々と市場に投入されます。物流センターに新たに入荷されるアイテムについては、検品でのチェックポイントや荷扱い上の注意点などがまとめられた取扱マニュアルを用意。それに基づいて作業を進めていくことで、誤出荷や破損といったミスを防ぐようにしています。
物流センターでは自動化設備を積極的に採り入れて、作業スピードの向上を図っています。ただし、雑貨には極小品や大型品、長尺品や異形品など、機械での自動処理の仕組みに適さない商品も存在します。こうしたアイテムの入出荷は、商品知識や経験が豊富なスタッフたちが手作業で迅速に処理しています。
一方、配送業務ですが、店舗向けの商品は、専用車両でのルート配送や路線便で納品しています。ネット通販の商品は、大手宅配便会社やグループ会社のSBS即配サポートの配送ネットワークを活用して、エンドユーザー(購入者)宅に届けています。
オムニチャネルの物流ニーズに対応
近年は店舗販売とネット通販を並行するなどオムニチャネル化を進めるお客様が増えていますが、店舗向けとネット通販向けでは求められる物流機能が異なります。そのため、従来は多くのお客様がそれぞれに物流センターを用意してきました。
これに対して、当社では、1つの物流センターで「店舗向け」と「通販向け」の双方の物流ニーズを満たすことが可能です。お客様は、当社に物流センター運営を委託すれば、複数の物流拠点を構える必要がなくなるため、商品在庫の重複保有を避けられたり、設備投資や日々の運営コストを低く抑えることができたりするといったメリットを享受できます。
当社センターで対応しているのは、店舗向けで主流の「ケース単位での荷揃え」、ネット通販向けで求められる「バラ(ピース)単位での荷揃え」。さらに、店舗向けニーズである「店舗側の荷受け業務負担を軽減するための簡易梱包での納品(オリコン納品など)」や、ネット通販向けニーズの「ギフト用ラッピングや商品の詰め合わせ用セッティング、メッセージカードの作成・封入」などとなります。
また、以下で紹介している事例「(株)Francfranc様」での取り組みのように、雑貨系のアイテムのみならず、テーブルやソファといった家具の物流も同一センターで、しかも「店舗向け」と「通販向け」の物流を一元管理しているケースもあります。