VMI
投資負担小さく納品先ニーズに対応
共同利用型VMI倉庫の運営を受託
VMI(Vendor Managed inventory)はベンダー主導型の在庫管理を意味します。本来は調達・購買サイドがベンダーに原材料や部品、製品を発注するのに対し、VMIでは調達・購買サイドの生産状況(メーカーの場合)や売れ行き(小売りの場合)などを見ながら、ベンダーサイドが在庫を補充していく仕組み(ルール)になっています。
VMIには調達・購買サイドにとって必要な量だけ必要なタイミングで仕入れることができ、無駄な在庫を抱えずに済むといったメリットがあります。そのため、現在では自動車や電機といった組み立て系メーカーをはじめ、チェーン小売業などで広く導入が進んでおります。
このようにVMIは調達・購買サイドに多大な効果をもたらしますが、ベンダー側にとっては必ずしも歓迎すべきロジスティクス管理手法であるとは言えません。VMIを採り入れる取引先が増えると、その分だけVMI倉庫を用意しなければならないからです。調達・購買サイドはJIT納品を実現するため、組み立て生産ライン(工場)の近くにVMI倉庫の設置を求めます。そのニーズにすべて対応するとなると、ベンダー側はVMI倉庫に莫大な投資が必要になります。
そこで現在、多くの物流会社では複数のベンダーが共通して利用できるVMI倉庫を提供しています。倉庫の運営を物流会社にアウトソーシングすれば、ベンダー各社はVMI対応で必要となるコストを低く抑えることができるようになります。実際、SBSロジコムでも様々な業種・業態のVMIニーズに対応。ベンダーサイドと調達・購買サイドの橋渡し的な役割として、VMI倉庫における在庫管理業務や生産ラインへのJIT納入業務などをご提供いたしております。