物流事例:駒澤大学様
新図書館への移設作業を一括で受託
蔵書80万冊を専用台車でエコ搬送
計画策定から点検作業までに対応
当社ではこれまで、大学や高校など教育機関を対象にした施設移転業務を数多く手がけてきました。具体的には、教室や図書館、研究室といった施設で日々使用されている什器類、蔵書、書類、美術品などを、キャンパス内およびキャンパス間で搬出入する作業となります。
駒澤大学様からご依頼があったのは、旧図書館から新図書館への蔵書などの移設業務でした。当社が一括で受託したのは、蔵書の配架計画の策定から配架計測、蔵書移設、養生施工、車両搬入管理、蔵書点検作業までの業務。プロジェクトは2022年4月から12月にかけて実施しました。
延べ3日間で80万冊をチェック
移設の対象となった書籍は貴重図書も含め約80万冊に達しました。これを段ボールに梱包してから搬出する場合には、膨大な量の段ボールが必要になるほか、資材費の負担が大きくなることが想定されました。
そこで、新図書館は旧図書館に隣接していることから、2つの施設の間に仮設スロープを設置。その間を当社独自の「ブック専用台車」で行き来させる方法で書籍を移動することにしました。車両(トラック)や段ボールを使用しなかったことで、環境負荷の軽減やコスト削減を実現しました。
移転後の蔵書80万冊の点検作業には、当社独自の管理システムを活用しました。延べ3日間をかけた点検作業は、図書館の通常業務に支障をきたさないようにするため、利用頻度の少ない深夜帯にスタッフを配置して実施しました。