物流事例:雑貨販売会社R社様
WMSを活用し入出荷・返品業務を効率化
システムの開発~導入までを1ヵ月で完了
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SBSロジコムでは、首都圏の鉄道駅構内外の店舗で雑貨や食品、書籍などを販売するR社様の物流センター運営業務を受託しております。R社様は、店舗の品揃えを「週間ランキング」に基づいて絶えず見直していく業態で、当社の物流センターでは、入出荷作業や配送のほか、店舗から返品される商品の荷受け・検品・ベンダーへの返送といった「静脈物流」領域の業務までをカバーしております。
従来、物流センターでは、各種物流業務をマンパワー&紙ベースで処理していました。取り扱う商品はアイテム数が多いものの、1アイテム当たりの出荷量が少ない「多品種少量」であるため、手作業によるオペレーションでは生産性が上がらないほか、誤出荷などミスが発生してしまうといった課題を抱えておりました。そこで、当社では2005年9月にWMS(倉庫管理システム)を導入し、業務改革を実施いたしました。
R社様向け物流センターに導入したのは、SBSロジコムが開発した「TL-WMS」。一般のWMSパッケージでは、お客様の要件に応じて機能を追加していくケースがほとんどですが、「TL-WMS」では予め用意された機能から不要機能や不要項目を削除し、ロジックを単純化することで、短納期を実現できます。実際、R社様向けのプロジェクトでは、約1ヵ月という短期間でのシステム構築に成功しました。
WMS導入によって、R社様向け業務では、①お客様基幹システムとのデータ連携によりデータの重複入力を解消し、在庫精度を向上、②商品ロケーション管理の徹底・ルール化によるピッキング作業のスピード化を実現――といった成果を上げました。それに伴い、お客様に対しては物流費削減や管理業務の簡素化などを通じたコストダウンで貢献させていただいております。
WMS導入概念図
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