第7回 番外編「フォークリフト」
トラックに荷物を載せるための乗り物?
今回はトラックではなく、トラックの荷台に荷物を載せたり、降ろしたりする時に使う乗り物を紹介するよ。
あ!この乗り物なんですか!?
これはカウンターバランス型フォークリフト、通称カウンターフォークリフトと呼ばれているもので、パレットを移動させる際に操縦する乗り物だよ。
教授、質問があります。そもそもパレットって何ですか?
パレットとは、荷物を載せておく荷役台のことだよ、これに荷物を積み付けておけば、大量の荷物の出し入れや保管の際にフォークリフトで一度に運べてとても便利なんだ。
たしかにダンボールひとつひとつ運んだりするより便利ですよね! ところで、このフォークリフトでどうやってパレットを移動させるんですか?
フォークリフトの前のほうを見てごらん。フォーク(爪)と呼ばれている部分があるのが分かるかな?
この部分をパレットの差し込み口に差し込み、持ち上げて運ぶんだよ。
教授!今見たのは座って操作していたようですけど、向こう側には立って操作しているフォークリフトがありましたよ!
おっ、いいところに気がついたね。あれはリーチフォークリフトと呼ばれるものだよ。 カウンターフォークリフトが座って操縦するの対して、リーチフォークリフトと呼ばれるものは立って操縦をするんだよ。
用途によって様々な種類のフォークリフトを使い分ける
なぜタイプの違うフォークリフトがあるんですか?
用途によって使い分けているんだよ。2つのタイプにはそれぞれ利点と欠点があるからね。 座って乗るカウンターフォークリフトの利点は、搬送する際に安定感があることや、走行速度とフォーク(爪)の上昇速度が速いことなどがある。ただし、狭い場所での作業は苦手かな。
一方、立って乗るリーチフォークリフトは、カウンターフォークリフトに比べて小回りが利くため、倉庫内など狭い場所での作業に向いている。
しかし、安定感はカウンターフォークに比べて無いんだよね。
なるほど。あっ、教授!こっちのカウンターフォークリフトはフォーク(爪)の数が他のタイプに比べて多いです!
通常は2本爪で1パレットを運ぶのだけど、この4本爪フォークリフトは2パレットを同時に運ぶことができるんだよ。
便利なフォークリフトなんですね!
今日訪れた相模原支店では飲料を扱っていて、ほとんどがパレットを使用した荷役になるんだよ。
だから一度に2パレットを運べるフォークリフトを使用して作業の効率化に努めているんだ。
珍しいフォークリフトを見ることができて良かった~♪
今日紹介したのはまだほんの一部だよ。SBSロジコムでは各現場で様々なフォークリフトが活躍しているから、これからどんどん紹介していくよ!
古川教授
佐賀県出身 S51年入社
SBSロジコムが所有する約1千台のトラックを知り尽くしているトラック博士。
【特技】エンジン音でトラックのおおよその故障箇所がわかる
古川教授は自ら整備士資格も持つトラックの専門家。
トラックって基本はオーダーメード。教授は運ぶ荷物はもちろん、道路状況や出入りする施設の天井高・カーブ径などさまざまな輸送条件をパッと見て、ピッタリマッチするトラックをメーカーに発注できるんです。今まで使ったトラックの仕様が全部頭に入っているスゴイ人。
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